
腎・リウマチ膠原病・血液センターについて
2004年から腎・リウマチ膠原病内科、血液内科は同じ病棟であったため、医師を含めたスタッフは、常に連携しながら一緒に患者さんを診てきました。近隣に腎臓内科、リウマチ膠原病内科、血液内科を標榜する医療機関は少なく、これまで多くの患者さんの診療にあたってきました。
全身性エリテマトーデス、ANCA関連血管炎、多発性骨髄腫、アミロイドーシスなどの全身性疾患にともなう腎臓病、リンパ節腫脹、血小板減少症、溶血性貧血などは、複数の臓器が障がいされる可能性があり、腎臓内科、リウマチ・膠原病科、血液内科の3科が診療科の垣根を越えて集学的に診療し、最適な治療を提供するよう、「腎・リウマチ膠原病・血液センター」を開設しています。2025年開院予定の新病院でも同じ病棟で診療する予定となっております。
高齢化社会となり、様々な合併症を抱えた患者さんが増加しています。当センターでは患者さんの症状を詳細に聞き、診察や検査結果を参考にしながら、全身を診る診療を心がけています。そして迅速に確定診断をおこない、治療方針は患者さん自身、あるいは家族の方とともに共同意思決定(SDM)でおこなっています。また、医療スタッフとも協働し、入退院支援、リハビリテーション、各種相談もおこなっています。
地域でお住まいの患者さんが当院で適切かつ安全な治療を受け、その人らしく健康で日常の生活が送れるよう支援していきたいと考えています。