臨床研究に関するお知らせ(オプトアウト)
通常の臨床研究においては、文書もしくは口頭による説明と同意(インフォームド・コンセント)を基本とします。これを「オプトイン」といいます。
一方で臨床研究のうち、観察研究(対象となる患者さんの診療データのみを匿名化して用いる研究)においては研究を目的とした積極的な侵襲や介入がないため、国の倫理指針で「必ずしも対象となる患者さんお一人ずつから、臨床研究ごとに直接同意を得る必要はない」と定められています。しかし「研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知または公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障することが必要」とも定められているため、Webなどで研究情報を公開いたします。これを「オプトアウト」といいます。
以下は、当院で実施しているオプトアウトの一覧になります。ご自身のデータが使用されることを望まない、あるいは研究に関するご質問などがありましたら、お手数ですが各研究の担当者までご連絡ください。なお、研究への不参加を申し出られた場合でも、何ら不利益を受けることはありません。
インシデントレポート報告件数
インシデントレポートの総数は、COVID-19パンデミックの影響で入院患者数が少なかった2022年度を除き、堅調に推移している。医師の報告数は徐々に増加傾向にあり、院内の医療安全の向上のために重症度の高い事案が多い医師の報告が増えるように引き続き活動したい。
レポートの内容は薬剤、チューブ関連、転倒・転落の報告が多く、内容を精査し業務の改善に努めている。


病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率