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2026.09.02

膝の痛みー歩く、階段、正座がつらい方へー|変形性膝関節症・大腿骨顆部骨壊死

膝の痛みでお悩みではありませんか?

「歩くと膝が痛い」「階段の上り下りがつらい」「正座ができなくなった」「膝に水が溜まる」——このような症状でお困りではありませんか?

変形性膝関節症は、加齢とともに膝の軟骨がすり減り、痛みや変形を引き起こす病気です。日本人の約2,500万人が罹患しているとされ、特に50歳以上の女性に多く見られます。

また、突然膝に激痛が走る場合は大腿骨顆部骨壊死の可能性もあります。早期発見・早期治療で、膝の機能を長く保ちましょう。

なぜ変形性膝関節症・大腿骨顆部骨壊死の治療が必要なのか

変形性膝関節症とは

膝関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかって痛みや変形が生じる病気です。進行すると膝が曲がらなくなったり、O脚変形が強くなったりします。

原因・リスク因子
  • 加齢による軟骨の摩耗
  • 肥満(膝への負担増加)
  • 過去の膝の怪我(靭帯損傷、半月板損傷など)
  • O脚・X脚
大腿骨顆部骨壊死とは

大腿骨の膝側(顆部)の骨が壊死する病気です。突然の膝痛で発症することが多く、変形性膝関節症と間違われることがあります。

特徴
  • 突然の膝痛で発症(夜間痛が強い)
  • 60歳以上の女性に多い
  • X線で異常が見えない初期でもMRIで診断可能
放置した場合のリスク
  • 軟骨の摩耗が進行し、骨同士がぶつかる
  • 痛みが強くなり、歩行距離が短くなる
  • O脚変形が進行
  • 骨壊死では骨が陥没し、関節が破壊される

変形性膝関節症・大腿骨顆部骨壊死の検査と診断

主な症状
  • 膝の痛み(特に動き始め、階段昇降時)
  • 膝の腫れ(水が溜まる)
  • 膝が曲がりにくい、伸びにくい
  • O脚変形
  • 突然の激しい膝痛(骨壊死の場合)
検査の流れ
検査 目的 痛み
X線(レントゲン) 関節裂隙の狭小化、骨棘、変形を確認 なし
MRI検査 軟骨・半月板の状態、骨壊死の早期発見 なし

重要:突然の膝痛がある場合はMRI検査で骨壊死の有無を確認することが重要です。

治療の選択肢

保存療法(手術をしない治療)
治療法 内容 効果
生活指導 体重管理、膝への負担軽減 進行予防
運動療法 大腿四頭筋の筋力強化 膝の安定性向上
薬物療法 消炎鎮痛薬、外用薬 痛みの軽減
ヒアルロン酸注射 関節内に注射 潤滑・痛み軽減
装具療法 サポーター、足底板 膝への負担軽減
手術療法

高位脛骨骨切り術(HTO)

  • O脚を矯正し、荷重を分散
  • 自分の関節を温存(比較的若い方、活動性の高い方に)

単顆置換術(UKA)

  • 傷んでいる部分だけを人工関節に置換
  • 骨壊死や片側だけの変形性膝関節症に適応

人工膝関節全置換術(TKA)

  • 膝関節全体を人工関節に置換
  • 進行した変形性膝関節症に確実な効果

河北総合病院が選ばれる理由

人工関節センター専門性

当院には人工関節センターがあり、変形性膝関節症や大腿骨顆部骨壊死の専門的な診療をおこなっています。

豊富な手術実績
術式 2024年実績
人工膝関節置換術 約80件
膝関節鏡手術 112件
迅速な対応
  • 手術:緊急性に応じて1週間以内の対応も可能
充実したリハビリテーション
  • 約50名のリハビリスタッフが在籍
  • 術後翌日からリハビリ開始
  • 河北リハビリテーション病院との連携

治療の流れ

  • 初診
    X線、必要に応じMRIで診断
  • 保存療法
    薬物療法、注射、リハビリ
  • 手術検討
    保存療法で改善しない場合
  • 手術
    患者様の状態に最適な術式を選択
  • 術後リハビリ
    可動域訓練、筋力強化

よくあるご質問(FAQ)

人工関節は何歳から受けられますか?

年齢制限はありません。ただし、若い方は将来的に再置換が必要になる可能性があるため、骨切り術など関節温存手術を検討することもあります。

人工膝関節でできなくなることはありますか?

正座は難しくなります。ただし、歩行、階段昇降、軽い運動(ゴルフ、水泳など)は問題なくできます。

入院期間と費用は?

人工膝関節置換術の場合、入院期間は約2週間程度です。費用は健康保険3割負担が目安です。高額療養費制度を利用できます。金額については他の疾患と同様なご対応お願いします。

突然膝が痛くなりました。骨壊死ですか?

突然の膝痛は骨壊死の可能性があります。早期診断が重要ですので、MRI検査を受けることをお勧めします。初期であれば関節温存の治療も可能です。

ヒアルロン酸注射は効きますか?

軽度〜中等度の変形性膝関節症では効果が期待できます。週1回×5回、その後は月1回程度の維持療法をおこないます。

不安を安心に変える一歩を

「膝が痛いのは年のせいだから仕方ない」と諦めていませんか?

変形性膝関節症は進行性の病気ですが、早期から適切な治療をおこなえば進行を遅らせることができます。また、進行した場合でも人工関節で痛みを取り除き、歩く喜びを取り戻せます。

当院では保存療法から手術まで、患者さんの状態に合わせた最適な治療をご提案します。膝の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

整形外科へご相談ください

河北総合病院 整形外科
〒166-8588 東京都杉並区阿佐谷北1-6-1
TEL:03-3339-2121(代表)

記事監修

河北総合病院 整形外科副部長/スポーツ・関節鏡センター長
加藤 敦夫

認定・資格
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会スポーツ医
  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクター

最終更新日:2026年9月2日

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